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羽生名人の高速道路とちから255

よく見ているお気に入りのブログとか、たまたま流れ着いたブログでも「ああ、これって俺と同じ世代だな、俺と似た考え方だな」ってサイトがあるわけだが、そんなサイトがそろって「ああ、ここもこの話題を取り上げてやがる」ってなことが最近ある。

どういう話題かっていうと、羽生名人の、現代=インターネット時代を高速道路にたとえた話題。

インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞

以下、少し長いが引用する。。。

この10年のITの進化とインターネットの普及によって将棋の世界の何がいちばん変わったか。

羽生さんは簡潔にこう言った。

「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」

--中略--

つづいて僕は、

「でもそれで、そのあとの大渋滞って、どういうことなんですか?」
と問うた。

彼の答えは、言葉の表現までははっきりと覚えていないのだが、

「確かにそのレベルまでは一気に強くなれるのだが、そこまで到達した者たち同士の競争となると、勝ったり負けたりの状態になってしまい、そこから抜け出るのは難しい。一方、後ろからも高速道路を駆け抜けてくる連中が皆どんどん追いついてくるから、自然と大渋滞が起きる。最も効率のよい勉強の仕方、しかし同質の勉強の仕方で、皆が、高速道路をひた走ってくる。結果として、その一群は、確かに一つ前の世代の並のプロは追い抜いてしまう勢いなのだが、そうやって皆で到達したところで直面する大渋滞を抜け出すには、どうも全く別の要素が必要なようである」

うむ、さすが名人、深い。そしてこの考えに、「将棋だけでなく、私の分野でもそう。。。」と賛同している人がやけに多い、それもブログのトラックバックをたどって偶然訪れたサイトでも「あ、またこの話題だ」って感じで。みんなやっぱり、同じように感じているらしい。

かくいう私、「WEBデザイナー」もそうだ。画像をシャープにするとか、赤目を取るとか、縁を切り抜くといった作業はソフトが簡単にしてくれるし、ソフトの使い方がよくわからなくてもネットで簡単に検索できる。

イラスト?イラストの値段なんて、フリーの素材サイトや激安素材集が出回って暴落。手間暇考えると、とてもイラスト描いて食っていこうとは思えん。

WEBページの文字修正なんて、まさに今、私が使っている「ブログ」なら、誰にでもできる。もし万が一わからなくても、検索したり「はてな」かなんかに書き込めば、誰かが教えてくれる。

・・・そして、その羽生の例えを受けての記事がこれなわけだが。

インターネット時代のエンジニアの価値

頭をやわらかくして考えてみましょう。あなたが仲間にしたいのは、ちからが255の戦士なのか、ちからが200で魔法が唱えられる勇者、どちらですか。

つまりこの「インターネット高速道路出口渋滞時代(なげーよ)」では、「専門スキルだけを磨くより、あるスキル80%ぐらい+αの人材の方が有利ですよ」っていいたいようだが、うーん、こっちの結論の方は・・・ちょい疑問だ。

ドラクエに例えて、ちからだけが強い「戦士」だと、雑魚敵相手の時はいいが、洞窟探検やボス戦など大事なときに回復呪文もとなえられないと融通が利かない、それより攻撃も回復もできる、バランスがいい人材の方がなにかと便利、っていいたいんだろうが、それはホントにそうか?

武器での攻撃もそこそこ、回復呪文や攻撃呪文もそこそこな「勇者」タイプが唱える呪文なんて、ベホイミとかザオラルとかイオラとか、中途半端な類のものだけだ。そしてその程度の効果なら、「けんじゃの石」とか「ふっかつの杖」とか「いかづちの杖」とか、「道具」で十分に代用が利く。

つまり、「ネットJCT渋滞時代(略しすぎて意味不明?)」に必要なのは、道具の力を借りてもいいから、ちからも255、すばやさも255、かしこさも255、もちろん回復や呪文攻撃もOKな、勇者以上の「オールラウンドプレイヤー」ではなかろうか?

WEBの世界で言い換えると、「画像処理255、だけど他の数値は0」ではだめ、「画像処理200、イラスト製作200、HTMLコーディング200、コピーライティング力200、アクセスログ解析力200」でもだめだ。道具=(Photoshop、イラスト満タン、Dreamweaver、一太郎+Atok、Urchin、もちろんインターネットも)の力を借りてもいいから、全ての値が最低225以上くらいなければ、渋滞は抜け出せないだろうと思う。

・・・もっとも、「渋滞を抜け出したい」なら、の話だが。渋滞の中にいるということは、いい意味でもわるい意味でも「平均的な日本人」ってことだ。羽生名人風にいえば「勝ったり負けたり」、つまり渋滞の中にいれば、とりあえず食っていけないことはないし、あせって事故する確立も低い。それはそれでよいと思うわけだが。

まあ、俺の場合、とりあえずその渋滞エリアにすら、までたどりついてないわけで(w。とりあえず、じっくりプロのジャーナリズムとは何かについて考えてみるでも読んでおきます。1~4まであるんですか、そうですか。すげえ。

R30さんは何かが「255」で、その他の値も適切な道具で補っていらっしゃいますな。間違いない。



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コメント

I was getting pretty edgy reading this. If I say I’m disagreeing with your post I would say nothing. Reading this is meaningless waste of time.

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