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表現の自由を守るためには人権なんてどうでもいい?

従軍慰安婦特集番組改編問題って結局どういうことなの?ってこっちが隊長に切り込んでもらいたいのですが。それよりサイトのサブタイトル、「俺様キングダム」が、「検事の視点キングダム」にいつの間にか変わっている方がどういうことなんでしょうか?そっちの方が気になります。

まあ、真実はどうなのか、朝日が悪いのかNHKが悪いのか、政治家が圧力をかけたのかとかは、新聞やこちらのサイト(Irregular Expression)とかこちら(極東ブログ)なんかに任せるとして、しかし議論がものすごくヘビーでムツカシくなり過ぎてるようなので、簡単に私なりに(あくまで私なりに。)まとめてみますか。

新聞社や放送局などいわゆる「メディア」には、「表現の自由」が保障され、また「検閲は、これをしてはならない」と定められている(憲法21条、だったかな)。

んでもって、朝日新聞とかNHKの番組プロデューサー長井暁氏(の記者会見)とかは、「政治家から圧力がかけられた」「しかもNHKはその圧力に屈し、内容を変更して放送した」と涙ながらに訴えた。つまり表現の自由が侵された、事実上検閲されたと騒いでいるわけだ。

しかし新聞社や長井氏による、政治家あるいはNHK非難は、あくまで「メディア側」の主張だ、というのがポイントだ。メディアの主張だけをうのみにできない。

「表現の自由」が保障されているといっても、それは何でもかんでも自由に番組を作って放送してもいい、ってことにはならない。
特に報道番組やドキュメンタリーなら、きっちりと取材を行ったうえで、事実に基づいた番組作りを行わないといけないし、また視聴者に誤解を与えるような番組構成をしてはいけないわけで(放送法3条、だったかしらん)。

たとえば、正式な手続きを踏まず、いわゆる被告人と検事と弁護士と裁判官がいる普通の裁判ではない「裁判ごっこ」を勝手に長井氏が開いて、「○○氏に有罪判決が出た」っていう報道番組を作っていいのか、そこまで表現の自由を認めるのかという話も当然出てくる。そんなの認めたら。○○氏の人権はどうなる、表現の自由を守るためには人権なんてどうなってもいいのかっていう主張だ。

いや、たとえだよ、たとえ。長井氏がそんな「裁判を開いた」わけではない、念のため。

つまり本来は「表現の自由」VS「人権」の戦いであるのだが、それだと新聞を書く側の主張があからさま過ぎるので、朝日新聞は、NHK幹部や政治家を悪モノにして

「表現の自由=国民の知る権利を守る新聞社」VS「表現の自由=国民の知る権利を侵す政治家、それに迎合するNHK」

という図式を立てている。
ただし、この図式は見事に失敗している(w

そもそも時系列的に朝日新聞の主張が辻褄があっていない、つまり政治家のアリバイが成立してしまったので、もうここが限界だろうと思うが。。。

それとも、西村京太郎の、トラベルミステリーも、ビックリの、アリバイ崩しが、あるのだろうか、朝日新聞社に。

【追記】
わっはっは。
冒頭の隊長の「検事の視点」、キムタケがらみだったんですね。キムタケは、最近ずっとスルーしてたんでわからんかった。
参考:http://nu246.exblog.jp/1561892

たしかに、さりげない。さりげなすぎる。



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コメント

 評論家の呉智英が「他人の自由や権利の為に(命がけで)戦っ
た奴はいない」といった事を言っていた。

「表現の自由」とは「私はあなたの意見に反対だが、あなたがそ
れを言う権利は守る」というものである。しかし日本のマスコミ
が言う「表現の自由」とは「俺達は特別な存在なのだから、自由
は俺達にのみ与えられるべき」でしかないのではないだろうか。

>ブロガー(志望)様
まったく同感です。

もう少し付け加えさせてもらうなら、本来は「弱い立場の庶民」が「強い立場(政府、会社、軍部など)」への対抗手段として「表現の自由」「知る権利」が生まれたはずなのに、今は強い立場のマスコミが弱い立場の庶民に「表現の自由」「知る権利」を主張する場面が多々見られてしまっています。

何にせよ、声高に表現の自由「のみ」主張する論調の媒体には、注意すべきだと思います。

すこし自由を皮肉ってみました。
気付く人気付かない人色々でしょうね。
http://plaza.rakuten.co.jp/trendcyclone/diary/200602090000/