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今の私、そして今の会社について

私は今の会社にいつまでいるのだろうか。そもそも、今の職種をいつまで続けるのだろうか。そんなことを考える2つの記事だった。以下、うまくまとまるかわからんが、雑感。

働く人のキャリアの作り方

でも、仕事の全体で見ると「その会社にとって必要」だけど「社会では価値として認めてもらえない」タイプのスキルと言うのは必ずどこかに存在してしまう。それに従事する人は、いくら創意工夫を傾け仕事に邁進したとして、辞めたあとで誰も拾ってくれないという結果になるわけです。さらに、その仕事は必ず誰かがやらなければならない。

まるで、これは今の私だ。

私の今やってる仕事の7割以上は、ほとんど「雑務」だ。ホームページを作っている、というのはウソではないのだが、今のやってる仕事を履歴書に書いたってどこも雇ってはくれまい。しかし、誰かがやらねばならない仕事だ。しかも、スケジュールが異常にタイトだから、私の代わりにバイトにやらせる、ということも難しいだろう。

ちょうど1年前くらいに今の会社に入ったが、私が雇ってもらえたのは、今の私の仕事の担当者が辞めたからだ。噂では新卒で入ってきた人だったという。無理からぬことだ。この仕事で、将来ずっと食っていけるのかといった不安は、新卒ならなおさらあったはずだろう。

さすがに転職2回目の私は、そんな不安だけで辞めることはないが。この点は別に会社が悪いわけではない、むしろ私の努力でその割合を6割とかに減らせる部分もあるだろうし、現状でも10割というわけではない。それに今は仕事以外にも、このブログもある。だが最近はそういった以前に、今の会社の「姿勢」にかなり不安をもっている。

ガ島さんと転職のこと
ところが、バブルが弾けて成長が止まってみると、この成功方程式がまったく通じなくなってしまった。いくらもがけど、本業の周辺に新たな事業拡大の余地はもうない。本当は「警察」と「しんがり」に会社の操舵を任せ、領地の統治に必要最低限の人間以外は切り捨てて新たにまったく別の方面に向けて外部も含めた生きのいい空挺部隊を編成し、侵攻させなければならないところなのに、上層部には未だ「歩兵」出身のボスが居座って、脳天気な突撃命令を繰り返している。おまけにその下には上の突撃命令に盲目的に従うことしか知らない思考停止なミドルしかいないから、本丸の裏手の「株式市場」から、ある日突然ITベンチャーの空挺隊がワラワラと降ってきても、そういうのは見えなかったんだとでも言わんばかりに明後日の方向に突撃するふりを繰り返すのをやめようとしない。

まるで、これは今のうちの会社だ。

いや、お台場さんとこの社長や部下に比べれば、そこまでひどくはないし、盲目的ではない、危機意識も多少はある。が、私の目には、その危機意識がまだ足りなすぎるように思えてならない。

もう時代は変わった。SONYが失速したのは「ものづくり」で失敗したからだって?ばかげてる。SONYの製品を全部ウォッチしてるわけではないが、最近のSONYの作った製品全部が失敗作でもあるまい。「イイ製品」もある。しかし、もう「イイ製品」を作るだけでは売れない時代なのだ。

ひとつひとつはイイ製品でも、SONYという会社、グループ全体として一貫したサービスが提供されていない。なぜPS2とVAIOで、メモリーの媒体が違うのだ。そんなことひとつとっても、各部署でイイ製品を作って売り上げをあげることばかりに盲目的になり、グループ全体で消費者にサービスを提供するという姿勢がまったく欠けていると思えてならない。

SONYの悪口をいってる場合ではない。これはたいていのどこの会社でもいえることのように思える。もちろん私のような小さな広告製作会社でもだ。

ホームページやフラッシュを作るだけでは駄目なのだ。Googleのキャッシュだけで80億ページあるといわれている中で、たかだか20ページ程度サイトを「作った」だけでお客が集まるわけがない。必要なのは、サイトを公開した後、どうサイトを運営し、育てていくかという「サービス」だ。

今「アクセスログ解析」とか、「SEO、SEM」とか、「CMS、BLOG」とかが注目されているのは、つまりそういうことなのだが、今の会社にそんな意識がまったくない。アクセスログ解析をすれば、いいページが「作れる」と思っている。根本の姿勢からが間違っているように思えてならない。うん、そうか、それがわかっただけでも収穫だ。



コメント

再び、階下よりおじゃまいたします。
さすが、鋭い視点をお持ちのようで、安堵いたしました。
年齢的にはこちらの方が相当キツいですが、こちらもこちらなりに作戦は日々企てている次第です。
低レベルでチンまいことばっかですが、やらんよりはやり続けとこ、のココロで。
階上での健闘を祈ります!