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アクセスログ解析は、現場で起ってるんだ!

「アクセスログ解析」っていうと、狭い意味ではUrchinとかサイトトラッカーとかエクセルとか使って、サーバに残っているログを分析するってことになっていて、それが重要だってことになっているが、ホントにそうか?

私は今の会社に来る前は、ある会社のネット通販サイトを管理していたこともある。実際の運営は他の人間だったが、私もサイトの商品追加、新規サイト立ち上げやアドワーズ広告管理などに一部携わり、売り上げに応じて毎月報奨金などももらっていた。

そういう経験からすると、アクセスログ解析ソフトのグラフを見て分析するより、ユーザーから会社宛てにかかってくる電話とかメールの内容を分析する方が、はるかに確実で効率がいいと思う。

たとえばある通販サイトに、「商品を購入したくて決済ページまで来てるんだけど、そこから申し込みボタンを押しても先へ進まない」とかいう電話がかかってきたとする。その電話の内容を記録することは、ホームページを見て決済ページまで来た人間の立派な「アクセスログ」なわけだ。

で、その人の話をよくきいてみると、単純に住所などの「必須項目」を全部埋めていなかっただけらしい、とする。そうすると、少なくともその人にとっては何が必須項目かわからないような決済ページのデザインになっていたんだな、ということがわかる。必須項目部分の背景色を目立つ色に変えて、ここは埋めなければならないと感覚的にわかるように改善すると、コンバージョンレート(平たく言うと「購入率」)があがる可能性があるとすぐに推測できるわけだ。

そこではじめて、アクセスログ解析ソフトの登場なわけですよ。「必須項目部分の背景色を目立つ色に変え」る前と後で、コンバージョンレートの推移を見比べ、予測が正しかったかどうか検証する。あるいは、必須項目の件以外に決済ページに何か不備はないか、ネット初心者にわかりにくい構造になっていないかを「サーバのアクセスログ」を基に調べるわけだ。

もちろん、Urchinだけ分析してみてわかることもあるとは思うが、それは非常に高度なウェブ全般の知識が必要なわけで、それに多分慣れていない人が分析しようとすると、ものすごく時間がかかってしまうと思う。何のデータの何を見れば何がわかるっていうのは、サイトを運営している立場じゃないと理解が難しいからだ。