「負け組、貧乏人、程度の低い人」もテレビは見ていないんじゃ?
テレビの黄金時代を生きてきた大物の言葉だけに、興味深いし示唆に富んでいると思う。ただし、タイトルおよび最後の言説はやや外しているとも思うが。
(米国では)ビル・ゲイツもブッシュ家も、ニュースやスポーツ中継以外、テレビなんか見てませんよ。(日本も)勝ち組とか金持ちとかインテリがテレビを見なくなっただけなんですよ。負け組、貧乏人、それから程度の低い人が見ているんです。だから、芸能界の裏話を共有した気になって満足しているんです。我々の頃はみんなが見ていた。だから、30%、40%の視聴率が取れた。でも、今じゃ、僕だってテレビなんか見ないもん。テレビを見ている暇があったらインターネットを見た方が、面白い話がたくさん出てくるよ。テレビは今に「貧困層の王様」になるはずです。
この最後の文節にいたるまでは、非常に面白く、結構納得もした。
ただ、(世界はどうかわからんが)日本に限っていえば、いわゆる「負け組、貧乏人、程度の低い人」もテレビを見ないでネットに走っていると思うが。見てるのはワールドカップサッカーと萌えアニメくらいか。
日本のテレビは、方向性を失っているんだろう。勝ち組からも、負け組からも見放され、「勝ち組」と威張っていえるほどじゃないが、「負け組」と自虐に走るほど落ちぶれてもいない人、上にもいけないが下にも落ちずに踏みとどまっている(と、思っている)人が、唯一テレビを支えているような気がする。
そういう意味では、ほりえもんの転落劇は、自分の上にいたと思った人が自分より下に落ちていったわけだから、非常に痛快な出来事なわけで、テレビで連日報道するのも道理。意外にネット界が「ほりえもん」個人に対して冷静なのは、同じ「負け組」に落ちてきた者に対する同情からなんだろうか、と思った次第。
そういう私も、今でも「ほりえもん」割と好きですが、そうですか、そんな私は負け組ですか。だけど、噂には聞いていたこういうことが(きっこブログではなく)センセイからも情報提供されている現状をみると、ほりえもんはもう再生できないかもなぁ。