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英ボーダフォン日本法人ソフトバックが買収交渉で携帯電話界はどうなる?

なんだかんだいってブランド力あるNTTドコモに、着うたふるなどサービスでauが猛追し、PHSのウィルコムもウィルコム同士定額+定額通信や「W-ZERO3」のスマッシュヒットで存在感を見せている中、一人負け状態だったボーダフォン。まあしかし、音を上げて身売りするのはナンバーポータビリティ後に契約者減が本格化してから、だと思っていたが、どうやら既に交渉がはじまっているらしい。しかもお相手は、あのソフトバンク。

英ボーダフォン、日本法人をソフトバンクに売却へ--株式譲渡交渉を認める

英国に本社を置くVodafone Groupは3月4日、日本法人であるボーダフォン株式会社の株式の過半数をソフトバンクに売却することで協議していることを認めた。これまでも一部で報道がなされてきたが、Vodafoneが正式に認めるのは今回が初めて。

いつものように、私はケータイ業界に詳しいわけでもないが、ちょっと予測してみる。あくまで私の勝手な予測なので念のため。

消費者としては、Yahoo!BBを普及させたみたく、低価格の定額制等を導入して、通話価格でシェアを取りに出る戦略に出るかどうかが気になるところだが、私の予想では(残念ながら?)それは考えにくい。なぜなら既にボーダフォンは「LOVE定額」などの事実上の通話価格の引き下げを行っていたが、それが売り上げどころかシェア向上にもつながっているように思えないからだ。それにADSLの時と違って、ケータイはもうすでにひとり一台近く普及している必需品。駅前におねーちゃん配置してパラソル部隊で無料で機器配ったところで、コストに見合うシェアを簡単に逆転できるとは思えない。

価格引下げをねらうとしたら、それは通話通信価格でなく、電話機本体の方かなぁ。ノキアなど海外のメーカも本格参入させ、カメラ機能などを極力省いた簡易な機種などもラインナップし、女子高生寄りに偏りすぎているNTTドコモやauの機種と差別化を図ることもあるかと思う。あとメール機能に特化した昔のポケベルのような機種とか、法人向けに通話+メール+社内グループウェアにアクセスできる端末とか出して法人マーケティング狙うと、なかなか面白いんじゃなかろうか。

もともと日本の携帯電話業界は、端末を実際の価格より安くで販売し、番号を囲い込んで1~数年かけて(少し高めの)通話料で取り戻すというビジネスモデルだったが、ナンバーポータビリティ導入後には、そのモデルは通用しにくくなると思われる。ならば、変な小細工はせずに、ケータイ本体を実費で売り(カメラや携帯音楽プレイヤーなどフル機能の機種は5万円、音声通話と簡易メールに特化した機種は6千円、とか)、通話通信料をその分今より少し安い(ある意味では正常な)価格設定になっていくのかも。ま、この辺のハナシは新ボーダフォンに限ったものじゃないが。

当たり前だが、「Vodafone live!」が、「Yahoo!モバイル」になるだろう。実はこれが一番意味が大きいと思われる。インフラからコンテンツまで、PCもケータイも。そしてワンセグ開始で、TVまでカバー。うーん、すげーな。NTTより守備範囲が広いかも。

あとは、今、NTTドコモが必死になってシェア独占を計っている、「ケータイでクレジットカード機能」をどうするのかが、個人的には興味ある。真っ向からドコモに対抗してソフトバンクも参入するのか(しかし今からではちと遅いような)、それともクレジットカードではなく電子マネーの方に行くのか(しかし、基本的に先払いの電子マネーでは、金融で一番儲かる「高額支払い」「キャッシング」分野に噛めない。。。)、それともどちらにも手は出さないんだろうか。

って、まだ買収が本決まりになったわけじゃないのに、素人がいろいろ予想してもしょうがないかな。それに、いくらソフトバンクグループでも、いくら金余りで低金利の時代だといっても、「買収金額1兆円以上」を簡単に無傷で入手できるんだろうか。



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