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ロングテールの先にある「自己解決しました」

以下、仮説である。

ロングテールのしっぽの先は、究極的には「1対1」であると思う。「そんなモノ買う奴がいるのかヨ」って思うような、とんでもないモノやサービスでも、誰かが買ってくれる、そういう売買がマッチングするという社会。

だけど、思ったんだけど、その「しっぽの先」っていうのは何もないんだろうか?「1対1」の先には、「0対0」の取引、つまり自分で欲しいモノは自分で作ってしまうという「自己解決」の世界が待っているのではないんだろうか?

ロングテールのグラフで表示されるのは、最低でも「1対1」以上の取引だけである。「取引」にならない、つまり自分で食べる野菜を自分で作ってしまうとか、自分で聞きたい曲を自分で作ってしまうとか、自社のホームページを自分で作ってしまうとか、そういう「0の取引」=「自己解決」は表示されない。

「80:20の法則が崩れ、ロングテールになる」っていう流れは、確かに既存のビジネスの常識から見れば驚きだ。だが、「売り上げ構成の比重が変わるだけ」という風に楽観的に考えることも出来る。誰かがモノを売り、誰かがそれを買っていることには違いないのだから。

が、ロングテールの長いしっぽの先に、グラフに乗らない「自分で欲しいモノは自分で作ってしまう」世界があり、それが拡大していくのだとしたら、「80対20が20対80になる」とは比べられないほど大問題だろう。「20対80どころか、取引が0になる」のだから。

たとえば、世の中のニュースを集めるのは新聞ではなく自分で。たとえば自社のホームページはWEBデザイナーでなく自社社員が。たとえば本屋の販促のためコピー・ポップツールをコピーライターではなく本屋の店員が自分で。たとえば自社製品に関する資料を、制作会社でなく営業社員が自分で。そのうち、イラストも、音楽も、プログラムも。。。

新聞記者さんは「確かな情報を正確に伝えるのは、プロのマスメディアしかできない」っていいそうだし、WEBデザイナーは「そんな素人が書いたHTMLなんで無駄なタグやスタイルだらけじゃん」とかいいそうだし、コピーライターは「素人が書いたコピーなんて、プロより商品の訴求力がないだろう」っていいそうだし、「そんなワードやPDFで営業マンが作った資料なんて、クォリティ低いし」とかいっちゃいそうだけどな。プログラマーなら「JavaとJavaScriptは違います」とかいっちゃうんだろうか。

以上、仮説でした。



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