炭谷宗佑アナ盗撮事件、なぜかテレビは匿名報道
事件そのもの「JR横浜駅構内で今年2月、女子高生のスカート内を隠し撮りした」という、(被害女性には申し訳ないが)しょーもない事件だ。が、その後のテレビ局の反応が非常にまずい。なぜ実名報道しないのか、理解に苦しむ。
今回の、炭谷アナの不祥事に対し、日本テレビ総合広報部は「社員のプライバシーにかかわることなのでコメントできない。当社としてすでに社員には適切な対応を取っている」と話しているが、アナウンサーの実名を明かさないまま。「対応」の具体的な内容は示さず、被害者への謝罪の言葉もなし。
なんだか祭りになっているが、どうも何が祭られているか、イマイチ理解できていない人もいるようでして。
ミニスカートをはいている子達は、パンツを 見られない努力をしなさい! 座席に座る時は、膝頭はきちんと揃えて、 自分のかばんを膝に乗せて足を隠しなさい! エスカレーターに乗るときは、かばんを後ろに回しなさい! ミニをはくときのエチケットだ。中略
だからといって、もちろん、盗撮をしていいとはならない。
一線は越えちゃいけない。
特に、マスコミは、人権や肖像権に敏感でなきゃいけないもの。
だから、子会社の社員で盗撮未遂をやった人は情け容赦なく
即刻クビにされた。
日テレの彼も、社会的制裁はうけたでしょ。
出来心であっても、結果は重い。重すぎる。・・・・・・・・。
これ読むと、盗撮された女子高生がまるで「見られてかまわないようなミニスカで、撮られて当然だ」みたいに受け取れるような。本気ですか。あと、「子会社の社員で盗撮未遂をやった人は情け容赦なく即刻クビにされた」のに、日テレアナウンサーは「クビも実名報道もなし」っていうのはどうなんでしょう。彼はまだ「社会的制裁」を何も受けていないような。この差はなんなんでしょうなぁ。
YouTube - たかじんのそこまで言って委員会 05-21・「盗撮犯・炭谷」宮崎発言部分抜粋
中盤以降で橋本弁護士が、なぜ問題なのか(そしてなぜ「祭り」になっているか、怒っている人が多いか)を、冷静にわかりやすく解説してくれている。私のブログでも以前、別の問題の時「表現の自由を守るためには人権なんてどうでもいい?」で少し取り上げた。表現の自由・知る権利と、プライバシー権、人権の尊重ってのは相反する権利だ。
何でもかんでも「表現の自由」をかざして報道すると、個人の人権が守られなくなる。かといいって、プライバシーや人権を理由に、何でもかんでも情報を閉ざしてしまうと、よりよい社会を作り上げていくための情報が著しく不足してしまう。そのバランスが大切なわけだが、「テレビ局のアナウンサーの盗撮は匿名報道」っていうのは、あまりにもバランスが悪すぎる。これまで元お笑いタレントや大学教授の盗撮は実名報道してきたのに、それとはどう違うのか。しかも大学教授の場合、彼は強く否認していたはずだ。
藪本嬢も「特に、マスコミは、人権や肖像権に敏感でなきゃいけないもの。」っていっていて、知識としてはわかっているはずなのに、記事の中身は盗撮被害者に厳しく身内に甘いもの。わかっているのにわかっていない、ある意味で「無知」より罪深い。
まあ、ブログで意見表明してるだけましか、こうして外部からトラックバックやコメント送れるだけ。少しは気づいてくれるだろうか、マスコミの中にいると気づきにくいであろう、その異常な体質に。