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アメリカ善戦、イタリア痛み分け1-1ドロー

初戦を落とし、後がないアメリカが試合序盤から猛攻、ものすごいプレッシャーをかけて肉弾戦に持ち込んできた。防戦一方だったイタリアだが、前半22分にフリーキックから先制。おお、これでいつもの(笑)イタリアペースかと思いきや、そのわずか5分後にCKのクリアミスがそのままオウンゴールとなり、1-1の同点。予想以上に面白い展開となった。

スポーツナビ | ニュース | ガーナが初勝利=イタリア-米国は分ける〔W杯本記〕

サッカーの第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第9日は17 日、当地などで1次リーグの3試合を行い、E組では初出場のガーナがチェコに2-0で快勝してW杯初勝利を挙げた。イタリアと米国は1-1で引き分けた。 2戦を終え、イタリアが勝ち点4で首位。チェコとガーナが同3で続き、同1の米国も突破の可能性を残した。

ゴールこそ、オウンゴールという形だったが、アメリカは執拗に高い位置からプレッシャーをかけ、1-0となった後もひるむことなく攻め続けていた。こういったプレッシャーから生まれたCKであり、オウンゴールたっだと思う。

ただし、このオーバーペースが90分持つわけがなく、早いうちに追加点がなければ後半息切れは間違いないと思っていたら、この後、両チームあわせて3人の退場者が出て、さらに面白い展開に。

まず前半28分、イタリアのデロッシが、中盤のボール取り合い時にひじうちをして、レッドカード一発退場。されたほうのアメリカの選手は流血してたから言い訳できないでしょう。今大会は特に、ひじうちは厳しく取るといわれていたことだし。

これでイタリアが1人少なくなり、アメリカ有利となったわけだが、やはりオーバーペース気味だったか、数的有利があるわりには序盤のような圧倒的なプレッシャーは掛けられず。特にデロッシ退場の数分後、イタリアはトッティを下げてガットゥーゾを投入、ややディフェンシブな選手を入れてからは、数的不均衡であるにもかかわらず5分5分の展開となった。

で、とりあえずこのまま後半突入かなと思われたロスタイム直前、この試合2人目の退場者が。今度はアメリカのマストロエーニが後ろからのタックルで一発レッドカード退場。後ろからのタックルとはいえゴール近くのプレーでもなかったのでイエローが妥当かと思ったが、一発レッドってことは危険なプレーだと判断されたんだろう。どっちかというと全般的にアメリカ寄りに見えた今日の判定だったが、この判定に限ってはイタリアに味方となり、10人対10人となった。

そして、後半開始早々。さらにアメリカのポープが2枚目のイエローで退場。これで逆にイタリアの方が数的有利となった。前半のアメリカのオーバーペースもあり、この後はアメリカはカウンター頼みの戦術を取らざるを得ず。一方イタリアは前半にとトッティを下げていたため、残り2つの交代枠をどう使うか、そして出た選手が期待に応えてゴールに絡んでこれるかが試合の焦点となった。

まず動いたのは、予期せぬ退場者を出したアメリカ。ひとり選手を変え、どうやらシステムも3バックからが4バックに変更。で、イタリアはそれを確認した後、右SBに代えてデルピエロを投入。デルピエロを左サイドの1.5列目に配置、「2.5トップ」気味に。さらにトーニに代えて、同じくFWのイアクィンタ投入。ここから数的有利と前半のアメリカのオーバーペースもあり、イタリアの一方的な展開に。たまに出るアメリカのカウンターも、足が動かないのか、時間が経つごとにどんどんと迫力が無いものになっていった。もう、アメリカは守りきれるか、イタリアはどんな形でもいいから1点もぎとれるか、という展開になった。

で、ここからはアメリカGK、ケラーの独断場。落ち着いたプレーでゴールを許さず、デルピエロの惜しいアクロバチックボレーシュートもファインセーブ。ケラーがキャッチングしたら、ひたすら遠くへ蹴り、再びイタリアの攻撃、の繰り返しが10数分続いたが、どちらも得点は奪えず。最終盤は特に、ゴール前でイタリア選手がファールをアピールする場面が相次いだが、審判はほとんど取ってくれず、セットプレーも少なかった。結局そのままタイムアップ。結果的にアメリカは、前半途中までの激しいプレス作戦で強引に自分のペースに持ち込み、退場者を2人も出しながらも勝ち点1をゲットした。イタリアを混戦に引きずり込むことに成功し、なんとか第3戦に決勝意トーナメント進出の望みをつないだ。

一方イタリアは、ややアメリカ寄りの審判に苦しんだということもあったが、、不用意なひじうち反則による退場と、交代で入ったイアクィンタが目立てなかったのが引き分けにとどまった原因だろうか。アメリカの激しい当たりにイライラするのもわかるが、ひじうちは浅はかだった、これはレッド判定でも仕方ない。もう少しの時間、我慢ができていれば、確実にアメリカの体力が落ちてきていたはずだったし。イアクィンタはシュートも少なく(シュート0だったと思う)、ほとんどFWらしい仕事ができずじまいだった気がする。

デルピエロは、動きは悪くなかったように思う。相手が守りを固めてきた時は、攻める側の監督の選手交代、戦術変更やそのタイミングが勝敗を分けることも多いが、今日の場合のイタリアのリッピ監督はこれが精一杯だったろう。前半に退場者を出してトッティを下げて1枚カードを切っていたこともあるし、これ以上の用兵は難しかったのではないだろうか。

これでグループEは、勝ち点4にイタリア、勝ち点3にチェコとガーナ、勝ち点1にアメリカという大混戦になった。最下位アメリカの第3戦の相手はガーナで、これに勝てばイタリア対チェコの結果次第ではあるが、十分決勝トーナメントに行く確率はある。

イタリア対チェコは、チェコからみると引き分けでは裏のガーナ-アメリカ戦でガーナが勝ったとき(またはアメリカが大勝したとき)に、得失点差等で足元をすくわれる可能性があり、とりあえずは勝ちにいかざるを得ない。特にチェコは、目の前の試合はもちろん、裏カードの試合展開を読みながら勝ちに行くのか、引き分けでいいのか見定めなくてはならないだろう。見てるほうにとっては、1点入るたびにめまぐるしく展開が変わる可能性があり、面白いだろうと思う。ちょっと期待。

イタリアにとってはドローならOKだが、ガーナ-アメリカの戦況によってチェコが捨て身の攻撃をしてくれば応戦せざるを得ないだろう、負ければグループリーグ敗退もあり得る。


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