« 【仮説】長門有希が人間化しているのではなく、人間が長門化している | メイン | 少量制作大量コピー時代から、大量制作超大量コピー時代へ »

「フラット化する社会(上)」読了

フラット化する世界(上) を読了。かなり文量が多くて、結構時間がかかってしまった。ちなみに著者は、「レクサスとオリーブの木」で有名なトーマス・フリードマン。って、こっちは読んだことないが、まあ有名なベストセラー本なので概要ぐらいは聞いたことがある。

前書では、「グローバリゼーション」について書かれていたんだろうが、この本ではさらにそれを進めて「世界がフラット化している」と定義し、アメリカとインドを中心に、中国や日本の話なども交えて、世界の変化を読み解こうとする本だ。

当然、話題の中心はインターネットやGoogle、光ファイバー、スカイプ・携帯電話などとなり、それらによって何が起きているのかを解説していく。インターネットを常時ビジネスやプライベートで利用している人にはそれほど目新しいものはないかも知れないが、これだけの文量で、実例や取材を重ねて体系的に説明してくれると、より「今、何が起きているか」が理解できて良かった。

著者はアメリカ人なので、ハナシの多くがアメリカとインドに割かれている感があり、英語圏でない日本には「直接」関連はない話も多い。しかしそれは「直接は」という事であることは察することが出来るだろう。

また、この本の多くは、「地政学的・地域の壁がなくなり、フラット化する」ことに話が割かれているが、もちろんフラット化するのはそれだけではないだろう。たとえば「上司と部下」「プロと素人」「メーカーと小売店」などもフラット化していくことも、きちんと書かれてある。

本の解説はこの辺でアマゾンレビューなどに任せるとして、私の読後感想を。

まず、当たり前かもしれないが、日本人にとっての英語(もしくは中国語)の重要度がさらに増すだろう。言葉だけでなく、あらゆる基準をグローバルスタンダードにあわせていかなければ、国際競争に勝てないことになるだろうと思った。幸いにして、ウエブサイトに関しての技術は、日本独自の規格などは少ないので、それほど気にすることではないかも知れないが、英語が理解できるに超したことはないだろう。

もうひとつ-こっちの方がより重要かもしれない-が、「フラット化によって、他者の優位がなくなる部分もあるが、自分の優位が消える部分もある」ということを常に注視しなければならないと強く思った。

ホームページを作るのはウェブデザイナーだけだと思ってはいけない。文章を書くのはライターだけだと思ってはいけない。イラストを描くのはイラストレーターだけだと思ってはいけない。世界はフラット化している。

もっと普遍的なことをいうと、仕事の指示が自分の上司から自分を通って部下へ、あるいは、クライアントからディレクター/ライターを通じてDTPオペレータへ指示されると思ってはいけない。ピラミッド構造が崩壊してフラット化すれば、仕事は社長から直接平社員へ、クライアントから直接オペレータへ指示が可能になる。そこに本当に自分は必要なのか?必要とされているのか?常に危機感を持っていなければならないと思う。


【PR】
国際クレジットカード即日発行、急な海外旅行前などでも助かります。



トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 「フラット化する社会(上)」読了:

» ETC付無料クレジットカード特集 from ETC付無料クレジットカード
無料でもらえるETC付のクレジットカードの特集です。 もちろん年会費も無料です [詳しくはこちら]