« 今からラピュタ借りてきます | メイン | クラウドソーシングって何? »

「ときかけ」こと「時をかける少女」を観てきた

口コミで評判がいいと言われているわけですが、しかし上映されている映画館が少なすぎ。大阪ではロフト下で100席程度のハコしか上映してない。そりゃ、立ち見になるわな。

というわけで、「時をかける少女」を観てきた
時をかける少女

あるきっかけから「今」から過去に遡ってやり直せる力、タイムリープ能力を持ってしまった紺野真琴は、ひとたびその使い方を覚えると、何の躊躇も無く日常の些細な不満や欲望に費やしてしまいます。
大好きなものはいくらでも食べられるし、いやなトラブルも即解決! ばら色の日々のはずだったのですが…。

「待ってられない未来がある」というキャッチコピーが秀逸。
以下、ネタバレ注意。

「タイムトラベル」(作品中では「タイムリープ」という言葉が使われている)を扱う以上、多少の基本設定の破綻は仕方のないところだとは思うが、それを割引いても、「タイムリープの仕様」に疑問を持った点があった。そこがなければ、100点満点の映画といっていいと思う。

ただ、その欠点に目をつぶっても、映画館に足を運ぶ価値は十分にある作品だった。

真琴は最初、「いつまでもこのままでいたい」という理由でタイムリープを使っていたが、しかし最後には、「新しい未来」を切り開くためにタイムリープを使うようになる。

そして最後近く、タイムリープを使い切ってしまった後のシーン。「時をかける少女」でありながら、もっとも大事なこの場面で、真琴はフツーにリアルに「かけて」いく。自らの力で精一杯走り、千昭に追いつく。タイムリープという非現実的な設定から一転、現実世界でも十分に再現可能である「普通に一生懸命走る」シーンは、感動的であると同時に、監督から私に問いかけられているようにさえ思う、「あなたは、最近、全速力で走りましたか?」と。

そして最後。物語の途中では「まだ進路が決まっていない」といっていた真琴であったが、千昭が去った後のラストでは「やりたいことが見つかった」という。そして、私を含む観客達は、やりたいことが見つかった後の7月13日以降にこの映画を観ている。

この映画はリピーターが多いようだが、それもうなずける。何度も「タイムリープ」によって繰り返される7月13日は、多数の伏線が仕込まれている。おそらく私も、全部は回収できていないだろう。さすがにもう一回映画館には行かないだろうが、DVDが出たら、また観て確認したいと思う映画でだった。



トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 「ときかけ」こと「時をかける少女」を観てきた:

» 「時をかける少女」躍動感あるストーリーで見ていて楽しい from soramove
「時をかける少女」★★★☆オススメ 細田守 監督、2006年 実写版のストーリーを念頭に見はじめたので、 途中で混乱した。 話を現代に置き... [詳しくはこちら]