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「Wii」で任天堂が目指すプライベート空間の再構築

待ってました。任天堂が、新型ゲーム機「Wii」の発売日と価格を発表した。

それにしても、前から思っていたんですが、任天堂のプレスリリースの姿勢が素晴らしい。サイトには、プレゼンテーションの全動画+パワーポイント(?)がアップされているし、さらにそのプレゼン文章のテキストまで用意されていて、至れり尽くせり。こういう姿勢が各社に反映されると、新聞社はじめ既存のメディアは困るでしょうなぁ。

Wii [ウィー]
2006.9.14 Wii Preview - Wii

任天堂、新型ゲーム機「Wii」12月2日発売決定。価格は25,000円

 任天堂株式会社は、新型ゲーム機「Wii」を12月2日に発売すると発表した。価格は25,000円。

 Wiiは、同社が2001年9月に発売したニンテンドーゲームキューブに続く、据え置き型のゲーム機。モーションセンサーやポインタなどを搭載した棒状のコントローラ「Wiiリモコン」を採用しているのが特徴。GC用のソフトも動作するほか、ファミリーコンピュータやスーパーファミコンなどのタイトルをインターネット配信する「バーチャルコンソール」や、低消費電力のスリープ状態で受動的に通信を行なう「Wii Connect 24」など、ユニークな機能を搭載する。

詳しくは、社長のプレゼンを見ればいいのだが、っていうか、岩田社長萌え。こういうプレゼンって、動画で用意されていても長くて途中で飽きちゃうのが普通なんだけど、岩田社長はうまいなぁ。いや、社長の話術だけじゃなく、商品のコンセプトがしっかりしているから、ハナシを通じて任天堂の「夢」がこちらにひしひしと伝わってきて、私をワクワクさせてくれる。時間が許す人は、テキストではなくプレゼン動画を視聴する事を強くおすすめする。

と、前置きが長くなった。

で、任天堂は「Wii」で、何を目指しているのか。従来からの「スペック至上主義」、より綺麗な画像、よりなめらかな動き、という方向ではないことは確かだ。

任天堂が目指すのは、家庭内に「テレビ」「ラジオ」「新聞」「インターネット」「携帯電話」などの既存各種メディアのどれにも属さない、新しいメディア「Wii」を作る事であり、さらにそのことを通じて「プライベート空間」の再構築を目指す事にあると思う。

家庭崩壊、というとちょっと言い過ぎだが、携帯電話によって個々のプライベートが確立されてしまった昨今では、親と子や兄弟姉妹間、夫婦間ですら情報が断絶され、プライベート空間には本人ひとりしかいないという、孤独な状況になっている。

一方で、mixiなどの従来のインターネットを通じたSNSでは、プライベート空間が広がり過ぎて、望まない人間まで「土足で(足跡を残して)」自分の領域に入ってきてしまい、プライベートでリラックスする空間であったはずのそれが、苦痛になってしまう、という人もでてきてしまっている。

「そこで、Wii」というわけだ。

Wiiのプレゼンを見れば、単に新しいゲーム機という「モノ」を売りつけようとしているのではなく、Wiiというメディアを通じた「新しいライフスタイル」(=プライベートの再構築)を提案をしている事がわかる。

Wiiが広く普及すれば、その影響は人々が想像している以上なものになるかもしれない。なにしろ、一日は24時間しかないのだから。ホームページを閲覧する時間が増えれば、当然他の時間、テレビや新聞を視聴する時間が減る。同様に、Wiiという新しいメディアが普及すれば、当然、他の何かのメディアの利用時間が減るのである。

Wiiはテレビを占有するのだから、真っ先にテレビが影響を受けるのかもしれないが、ホームページ閲覧視聴時間も影響をさけられないではないか、と、漠然ながらそんな事を考えている。

ま、何にしても、12月2日が楽しみだ。


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