« ポンドがバカ高い | メイン | ジャン・ボードリヤール氏が死去 »

Rimoは「プロバイダー責任法」で守られるのか

ちょうど旅行へ出かけていたためブームに乗り遅れてしまった感があるが、はてなから「Rimo」なる動画サービスがはじまったようだ。

Rimo

機能変更、お知らせなど - はてなプレスリリース - はてな、動画サービス「Rimo(リィモ)」を公開

株式会社はてな(代表取締役:近藤淳也/東京都渋谷区)は、2月16日、イン
ターネットの人気動画コンテンツを抽出・再生する新サービス「Rimo(リィモ)」
を提供開始しました。

私は著作権法とかに詳しいわけでも、動画サービスの技術にもそれほど明るいわけではないが、どうもこのサービスは法律的に無理があるように思うのだが・・・

アイデアは面白いと思うが、現状見られる番組がほぼ100%違法にアップロードされたであろうコンテンツだというのが、微妙な胡散臭さを醸し出している。よくわからんが、「私たちはYoutubeからコンテンツを引っ張っているだけです」メソッドなのだろう。

著作権法違反を行っている「主犯」は、もちろんYoutubeにアップしている各ユーザーである。いわゆる「プロバイダー責任法」では、確かに人権侵害や著作権侵害があった場合でも、その事実を知らなければ『特定電気通信役務提供者』、つまりこのばあいRimo(はてな)は賠償責任を免れることになっている。しかし逆にいえば、他者に指摘されるなどして著作権違反を発見した場合は、すみやかにそれに対処しなければならない。

【参考】
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律の概要

現にYoutubeも、指摘されて著作権侵害や人権侵害が見つかった場合は、そのコンテンツを削除している。そしてその限りにおいて、つまり著作権違反コンテンツが指摘されれば速やかに削除されるという体制が整っているからこそ、Youtubeは(ギリギリ)合法サービスとして成り立っている。

ところでRimoはどうだろうか。技術的にどういう仕組みかよくわからないが、昨日今日見た限り、Rimoで垂れ流しされるコンテンツというのはほぼ100%、違法アップロードされたであろうコンテンツだった。いくらなんでも「はてなとしては、違法コンテンツが流されているなんて知りませんでした」と申し開きはできまい。

著作権違反のコンテンツがRimoで流されていることが明らかな場合、あるいは他者から指摘されて発見した場合、「特定電気通信役務提供者」(長いwww、早い話「はてな」)は、速やかにそれに対処して削除しなければならない。

「Youtubeから情報を引っ張っているだけだから、文句はYoutubeにいってくれ」というつもりなのだろうか?私は弁護士でもないのでよくわからないが、多分その言い訳は通用しないだろう。ネタ元がどこであろうと、違法コンテンツを発見したら、あるいは他者に指摘されて確認されたら、ただちに削除しなければならない。その限りにおいて「プロバイダー責任法」が適用されて賠償責任が回避されるのであり、逆に言えば違法コンテンツが発見されてもRimo(はてな側)で技術的にコンテンツを排除できないのであれば、著作権保持者等から賠償責任を問われた場合に応じなければならないと思うのだが。そのへん、Rimoは大丈夫なんだろうか。

と、思っていたら、2/23午前現在、Rimoがサービスを停止してしまった。しばらく様子見。