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ムーディー勝山「数字の6に5を足したの歌」レビュー

スマッシュヒットを出した歌手にとって、その後の曲というのは意外と難しい。より大衆に広く受けるようなポップな方向に行くか、自分のカラーを出したディープな曲にするか。彼は後者を選んだようだ。

YouTube - 数字の6に5を足したの歌

スマッシュヒットだった「右から左へ受け流すの歌」に比べて、曲調は似ているが、歌詞はかなりディープでシュールになった。一般向けとは言い難い。

「右から左へ受け流すの歌」は、何を受け流しているのか、聞く人が自由に思い描けばいい。長い校長の朝礼でもいいし、おかんの「部屋を片付けなさい」でもいいし、友人による恋人の愚痴話でもいいし、上司のセクハラ発言でもいい。

しかもムーディー勝山自身は、歌っている最中に受ける「何をやねん」という歓声自体も右から左に受け流すという、奥深い意味があった。

だが、「数字の6に5を足したの歌」は、そんな一般人向けの「親切さ」は一切ない。ここでは声高に「何がやねん」と歓声を上げることはできない。「何でやねん」と、小さくつぶやくしかない。何故6なのか。そして5を足すのか。その答えは数字のみが知っている、ということだろうか。