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スーパーペーパーマリオが別の意味で面白い件について

Wiiのスーパーペーパーマリオが別の意味で面白い。既に一部で話題になっているようですが。

スーパーペーパーマリオ(公式サイト)

【2ch】ニュー速クオリティ:任天堂はじまったなwwwww

スーパーペーパーマリオ(amazon、カスタマーレビューなども参考)

DSやWiiでは単純なジャンル分けがあまり意味を成さない類のゲームが多い(そして、そういうゲームほどたいてい面白い)わけですが、このゲームも単純な「アクションゲーム」ではく、無理にジャンルを語れば「アクションRPGもどきなパズルゲーム」だろうか。

「Bダッシュ」がないという点だけみても、スーパーマリオと比べてアクション性は低い。「HP」があり、何回か敵にぶつかったり穴に落ちたりしても大丈夫。即死→面の最初からやり直しということがない。手先の機敏さはそれほど必要ないが、その代わり「次元技」や各種アイテム、「フェアリン」と呼ばれる妖精の特殊技能などを駆使して、それらを組み合わせて先に進んでいく頭の柔らかさが求められる。

つまり、老若男女、小さな子どもから、アクションが得意でない大人でも楽しめるようになっている。

が、だからといって「お子ちゃま向け」に終始した内容か、というと、まったくそうではない。プレイして小一時間ほどは、チュートリアルと物語紹介を兼ねた(大人にとってはクドイ)説明が続くが、以後に出てくる敵や街の人間等との会話は、大人しか意味がわからないような、シュールでブラックなネタのオンパレード。かわいい絵柄とはまったく対照的で、いちいちクスリとせずにはいられない。

肝心のゲームも、アクション性は低く操作が簡単だとはいえ、一応ある程度「考え」ないと先に進めないようにはなっていて、大人でもそれなりにやり応えはある。

スーパーマリオと比べて、ゲームとしてちょっと不親切だなぁ、と思える場所もあるのだが、それでもこのかわいいキャラクターでこのシュールさというギャップは、なかなか他のゲームで味わえない。

ネットやアニメなどサブカルネタも多い。たとえば「次の質問に『はい』か『イエス』で答えよ」のような、わけのわからん設問をされる場面があるし(それも結構な頻度で)、マリオを操作せずに放っておくと居眠りしだしたり、どーでもいい場面でいちいち芸が細かい。ゲームそのものより、むしろこういうブラックでシュールなネタをしたいがためにゲーム本編を作っている気さえする。