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セカンドライフとモバゲータウンのハイパーリアル化について

そして、メタは「ハイパーメタ」になる。バーチャルがリアルになる時、もはやそれは「バーチャル」でなく、今までのリアルを超越した「ハイパーリアル」になるのと同じように。

そもそも、通貨が金兌換性を廃止した時から、それは本格的に始まっている。言い換えれば、金兌換性を捨てたその時から、バーチャルがリアルを超越した「ハイパーリアル」となり、現実を支配しているのだから。

セカンドライフ初の日本人結婚式は豪華絢爛、そして本物のカップルだった: SNS,ソーシャルネットワーキング.jp

4月26日にセカンドライフのココロロ島で本物の「日本人初の結婚式」が行われました。挙式の数日前に関連するSNSやブログで発表されたため、ちょっとした騒ぎになりました。筆者も招待され、とっても感激しました。更に余談ですが連休の最後には東京国際マラソンも計画されています。


時々「セカンドライフは、リンデンドルがドルと交換可能である」のが、「今後流行るだろう」理由に挙げられているが、私的にいえば、それは大した問題ではない、というよりむしろ、今後の課題・弱点となりうる点であろう。なぜならそれは、リンデンドルがドルに対する「兌換性」を保持しているに過ぎない、つまり「所詮、リンデンドルはドルのバーチャルに過ぎない」ことを自ら認めているようなものだからだ。

むしろ、セカンドライフが本当にこれから世界で大流行するかどうかは、リンデンドルがドルに対する兌換性を捨てられるかの方にかかっていると予想する。かつて通貨(例えばドル)が金に対する兌換性を捨てて「ハイパーリアル」になったのと同じように。

少なくとも、現時点では日本のモバゲータウンの方が、セカンドライフより「ハイパーリアル化」している、といえるだろう。もっとわかりやすく噛み砕いて言えば、モバゲータウンの方が現時点で流行っていて、これからも流行り続ける可能性が高いと思う。

なぜなら、モバゲータウン内の通貨「モバゴールド」は、円やドルとの兌換性がない。モバゴールドを円にはできないどころか、円でモバゲーゴールドを直接買う事すらできない。

時々、これが「ピンとこない」人がいるように思う。「どうせなら、モバゴールドも円で直接買える方が、直接儲かるからいいんじゃないの?」っていう風に。しかしそれでは、仮想通貨はあくまで仮想にしかならない。言葉を変えると、仮想世界は「仮想」でしかない。仮想のままでは、現実の代替手段にはなっても、現実を超える事はできない。

円でモバゴールドが直接買えない、このことこそがモバゴールドをバーチャルな通貨を超越して「ハイパーリアル化」させ、現在の隆盛に結びついているのだ。結果、モバゲータウンでは、現実世界のお金を持っているかどうかではなく、「モバゲータウン内でどれだけ労働したか」によってモバゴールドを入手できる。労働という言葉は適当でないかもしれない、労働を「消費」とか「経済行動」に置き換えた方が正確かもしれないが。

結果としてモバゲータウンは、現実のシミュレーションという状態を軽々と超え、もはや現実世界のひとつとなっている(ただしその副作用として、現実のシミュレーションではないので「年配の人には意味が理解できない」「ドルや円と兌換できないので会社としての予算が下りにくい」という問題はあるが)。

米国のシャリ―タークルは、仮想社会の心の現実を「シミュレーション文化」と呼びました。

しかし今回のカップルは、実際の結婚式をRLで済まされ、晴れてご夫婦になられています。その上で「シミュレーション文化」の素晴らしさを私たちに教えて下さいました。

セカンドライフの問題は、次の段階、すなわち「リアルの結婚式より、セカンドライフ内での結婚式に力を注ぐ」ような人を増やせるかどうかにかかっている。つまり、メタが「ハイパーメタ」になれるかどうか、べたにいえば、「セカンドライフ」が人生の「一番の選択肢」になれるか。

バーチャルがリアルになる時、もはやそれは「バーチャル」でなく、今までのリアルを超越した「ハイパーリアル」になる。私的には、セカンドライフはこのままでは、モバゲータウンに比べてちょっと厳しいように思う。セカンドライフに集まりだしている企業群は、所詮、セカンドライフを「第2の=バーチャル世界」としかとらえてないように思えるので。



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