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都会の時代へ

あまりに長い期間書くことをやめていると、なんだか文章の書き出し方すら忘れてしまった。ブラウザの前で数分固まってしまった。もっとも、今、あまりブログを書きづらいのは、自分が忙しいとかっていうことよりも、ネット上に(私が興味をもつ)ネタが少なくなっているせいじゃないかと思いますが。

Espresso Diary@信州松本:国債を買っても、物価には追いつかない。 - livedoor Blog(ブログ)

先日は、「三軒茶屋の食料品店では、時給が1,250円」だと取引先の人に教えてもらいました。いよいよ賃金も上がり始めたようです。松本では介護の資格を持っていても、時給は800円に届きません。私は、さらに多くの若い人たちが都会へ流失してゆくと思いました。よくよく考えてみれば、1,200円以上の時給で都会で暮らす方が、クルマを維持しながら800円の時給で働くよりも楽です。ただでさえ若年層の人口は減っていますから、地方のアパートの家賃などは更に安くなりそう。となると生活が苦しくなるのは、金利もつかず、家賃収入も期待できず、しかし老後は長い地方の中産階級ということになります。

農業・林業政策に失敗したのだから、むしろ「若者の地方から都会へ」の流れは、遅すぎるというか、緩すぎるくらいだろうと思う。「都会の方が時給が高い」というアドバンテージがなくとも、車がないと不便な地方での生活というのは、もともと都会に比べて厳しい。高齢化が進む昨今ではなおさらだろう。

道路や新幹線を地方に延伸することが、なおさら地方の若者を都会へと向かわせているというのも皮肉だ。

ヤマダ電機、新橋駅SL広場前に新店舗オープン:ITpro

ヤマダ電機は2007年12月6日、東京都心部では池袋店、品川大井町店に次ぐ3店舗目となる都市型店舗「LABI新橋デジタル館」を開店した。新橋駅前のSL広場に面する立地で、従来はディスカウントセンターのキムラヤだったビルを改装した。同社は2007年7月に池袋店を開店して以来、都心部の店舗数を急ピッチで増やしている。12月14日には秋葉原駅前に新店舗を開店。新橋ではさらに別の店舗を出店する予定もあるという。

ヤマダ電機は地方、ヨドバシカメラは都会、という棲み分けを破ってヤマダ電機が都会に殴り込みをかけてきているのも必然。日本での自動車の販売台数は年々下がり続けている。もう自動車に乗って家電製品を買いに行くような時代でもなくなってきているのだろう。

もっとも、「都会」と一口にいっても、その都会の中でも状況は二極化しているように思う。つまり都会でも電車による交通の便がいいところと、車がないと駅まで遠くて不便なところがある。景気が上向きになり土地があがってきている、といっても。それは駅前に限られているように見える。

ものの値段とか価値というのはイノベーションにより下がって手に入りやすくなるというのは常識なのだが、「自動車」というのがその常識に反しているのが、個人的には興味深い。自動車はもはやいろいろな意味で「贅沢品」となってしまった。自動車自体の価格は緩やかに下がっているのかもしれないが、都会では駐車場などの維持費が年々高まって持ちにくくなっている。一方地方では、自動車を運転できる「若さ」がない。